2008年夏 合格への軌跡  合格者インタビューC 

 

直前期の集中力で合格。サークルやインターンとも両立。

 

特別区、川崎市、大学法人、国家T種(2次辞退)、国家U種など合格
早稲田大学法学部在学中 S・Yさん 

 

−合格した今のお気持ちは?


ほっとしています。第1志望の区からお呼びがかかるかどうか、最後までハラハラしていました。

 

−公務員を目指した理由は何ですか?


将来のことを考えて、出産や育児と両立させながら一生続けられる公務員を選びました。それに、民間企業よりも幅広い仕事を経験できると思いました。大学ではオーケストラに所属していてとても忙しかったので、民間は回らず公務員一本に絞りました。

 

−公務員の中でもなぜ特別区や市役所をめざしたのですか?


自分が働いている姿をイメージしやすかったからです。国家公務員は国民や市民の存在が遠い感じがします。区役所のほうがサービスの相手を身近に感じられ、自分にはやりがいがあると思いました。

 

−どんな仕事をやりたいのですか?


男女共同参画社会を推進する仕事です。また、祖父母と暮らした経験から、介護予防の仕事に興味を持っています。

 

−Sさんは大学3年の夏に特別区にインターンに行っていますが、これは役に立ちましたか?


とても役に立ちました。サークルも勉強も忙しかったので最初は迷ったのですが、行って本当に良かったです。自分が将来働いている姿もイメージできましたし、何より職場の人が良い人たちだったのでモチベーションが高まりました。インターンが終わった後も、いろいろ声をかけていただきました。また、区役所の仕事というとデスクワークをイメージしていたのですが、それ以外にも現場でいろんな仕事があることを発見できて良かったです。

 

−喜治塾はどのような理由で選んだのですか?


大学から近くて通いやすいという理由で、2年生の10月ごろ説明会に来て、民法と経済の体験受講をして、他の予備校を回らずに決めました。高校の時に大手の予備校に通ったのですが、先生は別室にいて質問にも行けず不便でした。喜治塾は少人数制にひかれました。実際、入塾前から事務の方が顔を覚えてくれて、とても良い雰囲気でした。

 

−入ってみて少人数制のメリットはどうでしたか?


小さな教室の前のほうでいつも講義を聴いていたので、集中できたし、質問もすぐにできました。また、思った以上に知り合いが増えました。私は1人よりもみんなといっしょに頑張るほうが向いているので、とくに直前期には大きな支えになりました。また、大手の予備校と違って周りにいる人は公務員志望の人ばかりなので、ラウンジでも安心して話ができました。

 

−喜治塾の講義はどうでしたか?


先生ごとに個性があって、受けていて飽きずに楽しかったです。鈴木先生は面白い話で笑いをとりつつ一気に板書していく、塾長はいろんな具体例を話しながら大まかに押さえていく、五十嵐先生は筋道を立てて緻密に説明していく。テキストがルーズリーフ形式だったので、ばらして持ち運びやすかったのも良い点でした。

 

−勉強の際に肝に銘じていたことは何かありますか?


どんなに忙しくても、とにかく講義を受け続けることです。8月にインターンやサークルの夏合宿が重なって講義に出られず、ビデオブースフォローが増えました。その時期はかなりきつく、取り返すのに11月までかかりました。とくにもともと苦手意識のあった経済が、聞きっぱなしだったために途中から講義について行けなくなり、焦りました。ですが講義を消化しておいたおかげで、年明けからは復習に時間をとることができました。

 

−サークルと両立させるために工夫したことはありますか?


楽器(チェロ)といっしょにいつもテキストを持ち歩き、移動時間など細切れの時間に見直しました。サークルと両立させるつもりで2年生の冬から勉強を始めたのですが、それでも直前期は両立できなくなり、3月末に休部しました。私は首席奏者だったので迷惑をかけてしまったのですが、その頃は精神的にも体力的にもぎりぎりまで追いつめられていました。心残りではあったのですが、自分には留年は許されなかったので、公務員試験に専念することに迷いはありませんでした。4月からは毎日自習室に来ては帰る生活でしたが、これを一年やれと言われたら単調で恐らくできなかったでしょう。勉強以外にもサークルやバイトがあったほうが良いと思います。

 

−一日の勉強時間はどれぐらいでしたか?


12月までは講義を受けるだけで精一杯で、復習はしませんでした。さすがに年明けからはこのままだとまずいと思って、経済や行政法、数的などの苦手科目にしぼって復習をはじめました。最初に懸案を片付けたおかげで、あとあと不安を残さずに済みました。4月からは1日10時間ぐらい勉強し、全科目を回しました。追いつめられてただひたすらやるしかなかったので、休みの日も設けませんでした。

 

−ストレスは感じなかったのですか?


感じる余裕もありませんでした。唯一ラウンジで友達とお昼をとるのが良い気分転換になっていました。とにかく授業を受けてさえおけば、本格的な勉強は年明けからでも間に合います。5月の特別区まで集中的に勉強したおかげで、5月以降はそれほど勉強せずに済みました。国Tの問題はすごく難しいと聞いていたのですが、実際は不思議に思うぐらい解けて、難しいとは感じませんでした。国Uの前はすっかりだらけていたのですが、それでも何とかなりました。

 

−教養分野で苦手科目、得意科目はありましたか?


確率や速さは最後まで苦手でした。ですが図形や空間把握は得意な方だったので、そこで得点するようにしました。できる問題だけで勝負するのがよいと思います。暗記は得意な方だったので、知能で稼げない分、知識科目で点を稼ぎました。五十嵐先生の人文の授業は、紹介されるエピソードのひとつひとつが濃い内容だったのですごく面白かったです。教室で音楽まで聴かされるとは思わなかったし、展覧会に行ったり、小説も読んだりして、音楽以外にも自分の世界が広がりました。

 

−専門科目はどうでしたか?


経済は苦手だったので基本だけに絞りましたが、法律系科目は法学部だったので苦手意識はありませんでした。大学の講義は公務員試験には深すぎたり、必要のないところまでやります。とくに憲法は試験でまったく使えない内容でした。塾長の憲法のおかげではじめて憲法の全体像が分かり、とても役に立ちました。

 

−勉強で使ったテクニック等はありますか?


記憶はイメージで入ってくるタイプなので、文字だけでなく、歴史なら図説を併用して覚えました。また、情報は書き込んだり付箋で貼ってテキストに集約し、それ以外は見なくても済むようにしました。とくに、大きい付箋に覚えていないことや苦手なことを書き込んでおくと、試験会場には付箋だけはがしてB4の紙に貼り付けて持って行くことができます。憲法は最終的にB4の紙2枚で収まりました。

 

−これから勉強を始める後輩へのアドバイスをお願いします。


私には本を読む習慣があまりなかったのですが、論文を書くにはふだんから活字に触れることが大切なので、本や新聞を読むことをお勧めします。
勉強一本だけでは単調すぎて精神的にきついので、趣味やバイト、サークルなど何かがあったほうがよいです。そのことが面接でもアピール材料になります。私はバイトをしていなかったので、聞かれるたびに困り、接客バイトをしておけば良かったと後悔しました。
また、早寝早起きの習慣を早めに身につけておいた方がよいです。試験は午前中から始まります。私も夜型に近かったので、4月ぐらいから1カ月かけてだんだん朝方に切り替えていきました。
塾に通ったら、めげそうになってもとりあえず授業を受け続けることです。ためずに受けておきさえすれば復習は年明けからでも間に合います。最後まであきらめずに頑張ってください。

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